女性の目から見た相続

相続 遺言

その2 跡取り娘の立場から

遺言 相続家系図

【跡取り娘】

二女のBさんは40歳。三人姉妹で、跡を取るはずだった長女に替わって、今は実家の跡取りになっています。家族は両親とサラリーマンの夫と1男1女の6人。公務員だった父親は小さなアパートも所有しています。

 

 父親が半年ほど入院し、他界。葬儀が終わり一段落したところで父親が残していた遺言を姉と妹をまじえて開示することになりました。遺言は[跡取りであるBに全て相続される]という内容でした。

 すると、姉と妹は「Bちゃんには跡を取ってもらっているけど、私たちも権利とは言わないけど、子供にもまだまだお金がかかるし、家のローンも残っているから法定相続分とやらの半分くらい分けて欲しいわ・・・」と。

 姉・妹が帰った後で、母親と話し「あんなこと言い出すとは思わなかった」と二人同じ思いでした。

 市役所の無料法律相談で弁護士の先生に相談したところ姉や妹が言うように「法定相続分の半分は請求できる権利(遺留分)がありますよ」といわれました。

 家族で再度協議の結果、遺留分として財産1億2千万円の12分の1にあたる1千万円づつの現金を姉と妹それぞれに渡す事になりました。

 

 姉・妹はその後も変わりなく実家を訪ねてきますが、Bさんと夫は、二人に対するわだかまりの念が残ったままです。

遺留分について

 遺留分とは、法定相続人のうち、一定の範囲の相続人に最低限保証された財産の取り分で、被相続人の遺言でもこれを侵害する事はできません。範囲は配偶者と子ども、直系尊属となっており、法定相続人のうち兄弟姉妹には遺留分は認められていません。

 遺留分の額は遺産全体の2分の1で、各相続人がこの2分の1を法定相続分で配分したものになります(父母などの直系尊属のみが相続人の場合は3分の1)。

 Bさんのおとうさんは遺言を残しており、姉と妹は、法定相続分6分の1に対する遺留分相当の12分の1を要求したため、納得はいかなかったものの呑まざるを得ませんでした。

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